<開催報告>オンラインシンポジウム 「公害資料館がはたす役割と未来」

■開催報告
2022年1月8日(土)にオンラインシンポジウム 「公害資料館がはたす役割と未来」を開催しました。

シンポジウムは、2021年1月に発行された『環境と公害』誌の特集「公害資料館の現代的意義」に掲載された5つ論考に対して、コメンテーターによるコメントと筆者との対話という形式で進められました。5つの対話をとおして、共通する論点として、多様な価値観を持つ人びとの対話はいかにして可能か、公害資料館の専門性とは何か、といった論点が浮かび上がってきました。

年明け早々の開催でしたが、各方面から合計96名にご参加いただきました。参加者からも質問やコメントが多数寄せられ、オンライン上での活発な議論が交わされました。シンポジウム終了後の感想も熱のこもったメッセージ・ご意見を寄せていただき、改めて「公害経験の継承」というテーマへの関心の広がりと深まりを感じました。

以下に、プログラムと当日の資料を共有します。
(名前をクリックすると、該当の資料が別ページで開きます)

■プログラム
開催趣旨:清水万由子(龍谷大学)

<対話>
(1)清水万由子(龍谷大学)「公害経験継承の課題」×川中大輔さん(龍谷大学/シチズンシップ共育企画)

(2) 林美帆(みずしま財団)「公害資料館ネットワークにおける協働の力」× 小林正明さん(中間貯蔵・環境安全事業株式会社)

(3)清水善仁(中央大学)「公害資料の収集と解釈における論点」×山本唯人さん(法政大学)

(4)安藤聡彦(埼玉大学)「教育資源としての公害資料館」×金子淳さん(桜美林大学)

(5)除本理史(大阪市立大学)「「困難な過去」から「地域の価値」へ」×西島香織さん(原子力災害考証館furusato事務局)

〔主催〕
科学研究費補助金基盤研究(C)「公害経験の継承に向けた公害資料館の社会的機能の研究」(代表:清水万由子)
〔共催〕
公害資料館ネットワーク

公開日時 : 2022年02月15日 【

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