〔開催報告〕<フォーラムプレ企画>トークセッション「福島の経験を継承する」

2023年1月21日(土)に開催した
トークイベント(https://kougai.info/news/1120)の開催報告です。
当日、会場参加の福島大学の学生が作成してくれました。

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<トークセッション>
●日時:2023年1月21日(土)14:00―16:30
●会場:いわき湯本温泉「古滝屋」(原子力災害考証館furusato)
★パネリスト(報告順・敬称略):
 内山大介(福島県立博物館)
 筑波匡介(福島県立博物館)
 門馬 健(とみおかアーカイブ・ミュージアム)
 瀬戸真之(東日本大震災・原子力災害伝承館)
 里見喜生(原子力災害考証館furusato)
 小野陽洋(いわき語り部の会)
 木村紀夫(大熊未来塾)
★コメンテーター:
 藤原 遥(福島大学)
 林 美帆(公害資料館ネットワーク/みずしま財団)
★司会:除本理史(公害資料館ネットワーク/大阪公立大学)
●参加者:
 会場:53名(マスコミ含む)
 オンライン:196回(138名)
★協力:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
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一日目のトークセッションでは、経験継承に取り組む7人のお話を伺い、その後コメンテーターの2人のコメントを伺いました。
会場までの通路では、「“減思力”の教訓を学ぶためのパネル展示」と題したパネル展示を行いました。

前半では博物館などの施設の方々が、展示や取り組み、その理念などをお話しになっていました。
後半では、個人で活動を始め、継承活動を行っている方々が、自身の経験や活動にかける思いなどをお話になっていました。

何を展示するか、どのような場を作るか、震災や原子力災害の経験を風化させないためには、といった様々な話題がありましたが、全体を通して、「伝えること」だけでなく「考えること」に対する思いを強く感じました。

1人15分という短い時間でしたが、実際に活動されている方々のお話を聞いて、私にも考える機会ができました。
また、被災の経験や継承活動をしてきた上での経験という、この7人からしか聞くことのできない事実を聞くこともできました。
いつ起こるか分からない災害や、今も日本各地にある原子力発電について、これからも自分事として考えていかなければならないと思いました。

(中居 生 福島大学共生システム理工学類3年 環境計画研究室所属)

公開日時 : 2023年01月31日 【

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