『公害スタディーズ;悶え、哀しみ、闘い、語りつぐ』クラウドファンディング


今年の10月に「ころから」という出版社から『公害スタディーズ;悶え、哀しみ、闘い、語りつぐ』を出版します。
編者は埼玉大学の安藤聡彦先生、丹野春香先生、林美帆の3名です。
公害資料館ネットワークが2013年に結成し、フォーラムの分科会や研究会にて公害の学びについて議論を重ねてきました。日本環境教育学会とも連動し、議論する中で、公害学習の入門書が必要だということになりました。その入門書があれば、公害資料館の活用が進むと考えられるからです。
様々な公害についての解説、また、患者、家族、医師、企業関係者など、多様な立場からの経験についても原稿を寄せていただきました。さらに、公害を探究する学びを実践するための基本的な考え方や具体的な方法、さらにこれからの社会に向けてどのように公害と向き合っていくかについての多様な立場からのメッセージも収録することにしています。また、公害資料館ネットワークに加盟している資料館の情報も掲載しております。
本書を作成することで、公害と出会い向き合う方々が増え「公害の経験」に学ぶ大切さがいっそう共有されることで、公害と向き合い続ける市民社会づくりに貢献したいと考えています。

本書は、若い皆さんをはじめ、はじめて公害問題と出会う読者の皆さんができるかぎり問題を容易に理解できるよう、できるかぎり多くのビジュアルを利用するなど、編集作業に多大の労力を注いでまいりました(なお、本書は刊行後間もなく、電子出版版もさせていただく予定でおります)。
そのような本を、しかも学生のみなさんなどにできるだけ廉価で入手していただけるようにするためには、どうしても一定の資金を持ち込む必要があり、クラウドファンディング形式を採用させていただくことに致しました。
多くの方のご協力をいただき、出版したいと願っております。
camp-fire.jp/projects/view/463976

どうぞよろしくお願いいたします。

公開日時 : 2021年08月10日 【

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