<報告>共催イベント「最高裁判決を超えて 多視点から原子力災害を考える」

フォーラム開催の相談もかねて、福島の浜通りを訪問してきました。
11月1日は、会場の古滝屋さんで、来年1月開催のフォーラムプレ企画の打合せ。
11月2日の午前は、好天のもと浪江町津島地区をご案内いただき、午後は原子力災害考証館furusatoの意見交換会を、双葉町の伝承館研修室で開催しました。

原子力災害考証館furusatoの意見交換会「最高裁判決を超えて 多視点から原子力災害を考える」では、次のことを確認でき、来年のプレ企画やフォーラム本番につなげることができたと考えます。

・公害事件として福島原発事故を捉えることで、問題解決の道筋を多角的に考えることができる
・裁判は継続中だが、他方で確定判決が出た事件もあり、経験の継承や、裁判後の地域社会のあり方を展望することも重要な課題になりつつある
・多視点性にもとづいて、多様な立場を包み込みながら、原子力災害からの復興を進める必要がある

原子力災害考証館furusato意見交換会
【日時】2022年11月2日(水) 15:00~17:00
【会場】オンライン(開催場所は東日本大震災・原子力災害伝承館 研修室)
【主催】原子力災害考証館furusato
【共催】公害資料館ネットワーク
【プログラム】
第一部:617最高裁判決を考証する~訴訟の多様性と複雑性を考える~
話題提供:馬奈木厳太郎氏(生業訴訟※オンライン)
金井直子氏(福島原発避難者訴訟)
今野寿美雄氏(子ども脱被ばく裁判)
佐藤和良氏(福島原発刑事訴訟支援団※オンライン)
第二部:公害訴訟としての3.11について考える~公害の歴史と多視点性から~
話題提供:公害資料館ネットワークより
除本理史(大阪公立大学)、林美帆(みずしま財団)
・最高裁判決を超えて、私たちにできること~立場の違いを超えた選択肢を探る~
・フロアディスカッション:会場およびオンラインより

公開日時 : 2022年11月07日 【

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