〔ご案内〕資料研究会(オンライン)

今年度、公害資料館ネットワークでは、企業・教育の両分科会で
研究会が開催されましたが、このたび資料分科会におきましても
下記の要領でオンライン研究会を実施する運びとなりました。
会員の皆様のご参加をお待ちしております。

■日時:2020年10月29日(木)14時~16時30分
■開催方法:Zoom(お申込み後に、URLやパスコードの情報が届きます)
■参加費:無料

■申込:会員限定です。
会員メーリングリストの案内に従ってお申し込みください。

■趣旨
公害資料館ネットワーク資料研究会では、2020年度の研究会企画として、
「コロナ禍の時代における公害資料の有する意義について」をテーマに掲げます。
コロナという感染症と公害問題はもとより質の異なるものですが、
公害資料館が収蔵する公害資料を整理・閲覧していると、
そのなかに現在のコロナ禍をめぐる様々な現象と共通する側面があることに気付かされます
(差別や隔離の問題、被害の軽視あるいは無視、産業優先との関係、医療の問題、補償の問題等)。

その意味では、コロナ時代に生きるわれわれにとって、公害資料から学ぶことができる点は少なくなく、
個別の現象にどう対処し、あるいは解決していったのか等、
公害資料は様々な示唆を与えてくれる可能性があります。

こうした公害資料を、例えば教育の場面で利用することは、
公害の経験からコロナ時代の社会や人間を考えるためのツールたりえますし、
さらには、資料を保存する意味を理解することにも繋がるのではないでしょうか。

そこで研究会では、現在の様々な現象に通底するような公害資料をご紹介いただき、
それをふまえ、会員各館所蔵の資料や利用者の立場等から、
コロナ時代における公害資料の保存や活用の意義を考えてみたいと思います。

■プログラム(予定)
14:00-14:05 開会挨拶、趣旨説明
14:05-14:25 報告1 川田恭子さん、長谷川達朗さん
         (法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ)
14:25-14:45 報告2 蜂谷紀之さん
                (元国立水俣病総合研究センター)
14:45-15:00 報告への質問
15:00-15:30 グループ別ディスカッション
15:30-15:50 グループ別意見発表
15:50-15:55 コメント
15:55-16:00 閉会挨拶

■その他
当日の録画映像(一部)を後日Youtubeで会員に限定公開する予定です。

■本研究会は、独立行政法人環境再生保全機構の地球環境基金の助成をうけ開催します。

公開日時 : 2020年10月01日 【

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