事務局移転に際して 御礼とお願い

 このたび、公害資料館ネットワークの事務局を、公害地域再生センター(あおぞら財団)から水島地域環境再生財団(みずしま財団)にバトンタッチすることになりました。
 ネットワークは新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)の当時館長であった故・塚田眞弘さんの発案によって、日本における公害経験を全国の活動に役立てることを設立趣意書でも謳っているあおぞら財団を事務局として2013年度環境省地域活性化を担う環境保全活動の協働取組推進事業を契機に誕生し、今年で9年目を迎えております。
 当初は参加団体それぞれの期待や思いの違いをどのような協働のカタチにしていくのか、
あおぞら財団の研究員を中心に全国各地で公害の経験を伝えている施設や団体にヒアリングを行ったり関係者と議論して協働ビジョンをつくるなど、試行錯誤を重ねてまいりました。
 この間、関係団体、研究者、そして環境省の皆さんがそれぞれの立場からこの組織を大切に想い、支援してくださいました。近年は年次フォーラムにおいて原因企業からもご参加いただけるようになり、議論も視点も随分と多様になってまいりました。
 参加してくださる方が増え研究会活動も自立的に行われるようになる傍ら、運営に関しては事務局の役割範囲の最適化、ネットワークの自走に向けた議論が進んできました。そして2021年度から、事務局をみずしま財団に移管することとなりました。

この8年間の成果の積み上げを今後どのように、社会的に還元していくのか。SDGsや脱炭素化という社会の動きを見据えて、ミッションも変化が求められてまいります。
皆様方におかれましても、これまで以上のご協力、ご支援をお願いする次第です。

 最後になりましたが、これまで事務局としてお世話になりましたあおぞら財団には資料館ネットワークとしてお礼を申し上げます。またみずしま財団理事会、職員の皆様には今後ともよろしくお願い申し上げます。

                                2021年5月
                        公害資料館ネットワーク 幹事一同

公開日時 : 2021年05月11日 【

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