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アトリエ泉南石綿の館アスベスト

アトリエ泉南石綿の館

石綿の危険性を訴えた梶本医師

石綿紡織産業の最盛期、変人奇人扱いされながら石綿の危険性を訴え続けた梶本政治医師(1913~94)。
彼の業績を集めた『アトリエ泉南石綿の館』が、2019年4月泉南市信達牧野の旧医院跡地に開設。

梶本医師は大阪帝国大(現大阪大)医学部を卒業後、第二次世界大戦で軍医として戦地に赴いた。 戦後は大阪大で研究、53年に内科医として地元に医院を開設。 同時に「石綿肺研究会」の看板を掲げ行政、企業、個人に石綿被害の警告を文書で発信した。

館には梶本医師の聴診器や顕微鏡等の遺品と共に、住民運動や訴訟の記録等が展示され石綿被害根絶を発信する拠点となっている。

※アトリエ石綿の館とともに1件空いた隣地にモニュメントとして泉南石綿の碑(2016年)を先に建立し、来館者の方には2か所を案内、説明させていただいています

 

石綿(アスベスト)とは

石綿(アスベスト)は自然鉱石で、不燃・非腐食の性質を備えている。
不燃材保温材として多く使われた。戦前は戦艦など軍需向けが主。
戦後は船・自動車・鉄鋼等に耐熱耐摩耗資材を供給、高度成長期の日本経済を下支えした。
その一方石綿は、人体吸入からおおむね40年の潜伏期をへて、石綿肺、石綿肺癌、中皮腫といった重大な健康障害を引き起こした。